遊具関連事故の中で最も多いのが、遊具からの転落。
その万一の事故から子どもたちを守る(※)「ハイブリッドターフPG」。
優れた衝撃吸収性能で遊具の落下高さに応じて、適切な緩衝性能を発揮。
子どもたちの大切な遊び場の安全性を、一段と高めます。
※あくまで、けがの危険性を低下させるものであって、この舗装システムを使用したとしても、完全に子どもへの障害が阻止できるものではありません。
●遊具下舗装材の性能は「臨界高さ」として表され、「臨界高さ」以下からの落下であれば、脳に深刻な影響が出る可能性は低いとされています。「臨界高さ」とは、HIC(Head InjuryCriteria/頭部損傷係数)の値が1000を超えない範囲での最大落下高さのことで、HICが1000未満であれば、脳挫傷、頭蓋骨陥没などの重大な事故が起きにくいとされています。
●想定される遊具の落下高さより人体頭部モデルを落下させ、設置面に衝突させます。
●内蔵される加速度センサーからコンピューターが、落下時の重力加速度と衝突時の減速加速度から衝撃値(HIC)を計算します。
●計算数値が、HIC1000以下であれば、想定される遊具の落下高さに適応する安全性の高い舗装材です。HIC1000を超える場合は、脳障害の可能性が2次関数的に増大します。
安全領域とは、子どもが手を離してしまい、遊具から転落した場合に想定される衝撃の吸収を必要とする地面の範囲を意味します。
標準的な範囲は、落下高さが600mmを超える場合、遊具の外形から全ての方向に1,800mm以上確保することとし、600mm以下の場合は、その範囲を1,500mm以上とします。
初期の工事費用が少なく、施工も簡単ですが、踏み固められると衝撃吸収性が低下します。また、犬や猫などのし尿による衛生面の問題も発生します。
初期の工事費用は「ルーズフィル材料」より割高ですが、優れた衝撃吸収性と長期にわたる耐久性、メンテナンスフリーなどの長所を備えています。
遊び場の安全に対する感心が高い欧米では、欧州規格(EN1176-1988)と米国材料試験規格(ASTM F1478)が制定され、「公共の遊び場のための安全基準」として古くから定着しています。日本では、これらの動きに合わせて、2003年3月に国土交通省が「都市公園の安全確保に関するガイドライン」を発表。これを受けて(社)日本公園施設業協会が「遊具の安全に関する基準(案)JPFA-S2002」を発表するなど、安全基準に対する関心が、ようやく国内でも高まってきました。
出典:プレイセイフティネットワークより